懐かしヒット曲も 小室哲哉“パチンコ台”デビューの切実事情
ここ数日、全国各地のパチンコホールで続々とデビューを飾っているパチンコ機種が「CR PROJECT TK」だ。
TKとはかつて日本の音楽界を席巻した音楽プロデューサーの小室哲哉(57)。同機種では小室がメンバーのバンド「TM Network」、小室がプロデューサーをつとめた「TRF」、鈴木亜美、闘病中の妻・KEIKOがボーカルをつとめた「globe」、楽曲を提供したダンス&ボーカルグループ「AAA」が実写とアニメで登場。
リーチ時にはTMの「Get Wild」、TRFの「寒い夜だから」、globeの「DEPARTURES」などがかかって大盛り上がり。なぜか、このところさっぱり名前を聞かない鈴木はレアキャラとして登場している。
「小室は06年に巨額の詐欺事件で逮捕され、翌年執行猶予付きの判決を受けた。その際、被害者男性への弁済金はエイベックスの社長が個人的に肩代わり。また、それ以前に、エイベックスから前借りしていたプロデュース料、前妻への慰謝料など、まだ億単位の借金を抱えるが、さっぱりヒット曲には恵まれていない。さらには、闘病中の妻の医療費もかさみ、当たれば一獲千金が狙えるパチンコ市場に本格参戦したともっぱらです。ただ、もはや“過去の人”なので機種は話題になっていません」(音楽関係者)
昨年秋、東京都の業界団体「東京都遊技業協同組合」(都遊協)の決定で、都内ではいわゆる「等価交換」の店が消滅。「都内のホールの集客は苦戦気味」(パチンコライター)というが、小室の機種は全国のホールを席巻できるだろうか。