養女騒動や離婚乗り越え 女優・若原瞳は精力的に映画出演
■20歳で養女と知るも「黙っていた」
さて、若原さんは人気歌手・若原一郎の長女として育ち、家族でテレビの歌番組に出演したのを機にスカウトされた。77年、映画「青年の樹」でデビュー。女優として時代劇などで活躍したほか、「欽ちゃんのどこまでやるの!」などのバラエティー番組でも活躍した。
「『欽ちゃん――』が40%超だかの高い視聴率が出たとき、萩本さんがスタジオで出演者やスタッフ全員に、うな重を振る舞ってくれたんですよ。おいしかった~」
父・一郎とはアデランスのCMで共演するなど仲良しで知られていたが、79年、実の娘ではなく養女であることが週刊誌に書かれ、騒がれた。
「私自身は20歳のときにパスポートを取ろうとして戸籍を見たので、養女だと知っていました。もちろんショックでしたよ。でも、父や母に問いただすようなことはせず、黙っていたんです。父が亡くなったのはすごく暑い日でした。夏の暑い日になると、父を思い出します。亡くなったときはまだ58歳。今の私より若かった。さぞ無念だったろうと思います」