「一度、蜂の巣に…」 山路徹氏が“ゲス川谷”の不倫に言及
僕の場合、東日本大震災直後、各メディアがコンプライアンスを理由に逃げる中、福島の南相馬で原発周辺を取材していたら南相馬市長の桜井(勝延)さんが「私たちも大変だけど、山路さんも大変だよね」と逆に同情され……。騒動がツールとして機能した瞬間でした(笑い)。東尾理子さんと共演したときもそう。理子さんが僕を見るなり満面の笑みで駆け寄って「ありがとうございます~! 山路さんの登場で、主人(石田純一)のイメージが良くなったと思います」と言われまして。随分叩かれたけど、喜ぶ人もいるならまあいいか、と思えた瞬間ですね。
謝罪ももちろん大事ですが、言葉ではなく行動でイメージを変えていくことも大切です。川谷くんなら歌の力があるのだから被災地でライブをやるとかね。でも、そんなつもりはないだろうし、その後も「未成年と酒飲んでました」じゃあ、中身が空っぽと思われても仕方ない。あざとくしろということじゃない。一生懸命になることが大事なんです。
周りは自分の意思に関係なく動いていくし、あまり細かいことにこだわっていると前に進めない。人生全体のスケールで考えたら不倫なんて小さなことで、あんまり潔癖になり過ぎても人生そのものがつまらなくなる。それこそ「不倫は文化」という名言も。あとは覚悟の問題でしょう。(談)