怒号、悲鳴、ベンツ破壊…ASKA逮捕劇“大混乱”の一部始終
女性記者の悲鳴と警察官の怒号が飛び交った。逮捕直前の歌手・ASKA(58=本名・宮崎重明)の自宅前には100人を超える報道陣のほか、野次馬やユーチューバーなども殺到。車1台しか通れない細い道が“人の海”であふれ返った。
日刊ゲンダイ記者は午後3時ごろ自宅前に到着。すでに車が通れないほどごった返し、近隣住民の苦情を受けて駆けつけた警察官が交通誘導を始めていた。
現場が騒然としたのは午後6時半。タクシーで帰宅したASKAが裏口から中へ。その20分後、突如、自宅ガレージが半分開くと、長男が運転するベンツの後部座席にASKAが現れた。待機していた報道陣は我先にとガレージの中へ突入。警察官の「不法侵入だぞ!」という制止を振り切り、車のボンネットに乗って写真を撮り始めた。あまりの勢いにボンネットに付いていたベンツのエンブレムが折れるなど大混乱に。
そんなカオスの中でもASKAは終始無表情。たまに口を開けると、歯は黄ばみ、数本の歯が欠けているようにも見えた。結局、ASKAは数分間車を出そうと前に出したものの、あきらめて車を降りると、力ずくでカメラマンの間をかき分けて家の中に戻っていった。報道陣が引いた後は、片方の靴が置き去りになり、カメラの破片が飛び散るなどまるで戦場跡のようだった。