渡瀬恒彦さん死去、72歳…一昨年秋から胆のうがんで闘病
ドラマ「十津川警部」シリーズや「おみやさん」などで親しまれた俳優・渡瀬恒彦さんが14日午後11時18分、都内の病院で亡くなった。72歳。16日、所属事務所が明らかにした。死因は多臓器不全。一昨年秋から胆のうがんで闘病を続けていた。葬儀は近親者のみで営む。喪主は妻のい保さん。
1969年に東映に入社し、数多くのやくざ映画や時代劇、刑事もののテレビドラマに出演したほか、「震える舌」「南極物語」などの話題作に出演して日本を代表する演技派俳優として活躍した。兄は俳優の渡哲也(75)で、兄弟でスター俳優として知られていた。
私生活では女優の故大原麗子さんと73年に結婚したが、78年に離婚。79年にい保さんと再婚し、息子と娘に恵まれた。