人との接し方に変化も スザンヌが振り返る熊本地震の衝撃
バラエティー番組を中心に雑誌、CMで活躍し、ファッション関係の仕事も多いタレントのスザンヌさん(30)。2年前から生まれ故郷の熊本市をベースにしているが、1年前の熊本地震で被災した……。
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ドアを開けて中に一歩入ると、室内はオモチャ箱をひっくり返したみたいに、何もかもがグッチャグチャ。食器棚やラックが折り重なって倒れ、リビングのテレビはラックから落ち、台所は大型冷蔵庫が横倒し。食器棚から飛び出た食器が散乱して、靴を履いていないと危険でした。
4月17日午後4時ごろ。熊本地震発生後、初めて入った自宅はこんな惨状だったんです。もちろん電気、水道、ガスはストップ。自宅にいたわずか数十分間にも地震が何度もあって、とても片付けるどころじゃなく、当時2歳3カ月の長男の紙オムツとミルク、着替えを手にするのが精いっぱいでした。
東日本大震災や、毎年のように各地で起きる大きな自然災害には心が痛みますが、熊本地震はやはり衝撃的でしたね。物心ついた頃から見慣れてきた熊本城や阿蘇の山々が、一瞬にして姿を変えてしまったのですから。