人との接し方に変化も スザンヌが振り返る熊本地震の衝撃
■活動休止中だった大黒摩季のアカペラに感動
炊き出しも随分やりました。夏くらいまでに県内のあちらこちらで約15カ所。芸能関係の方が大勢、プライベートで来て下さり、本当にうれしかったですね。中でも印象的だったのは30日に母校・龍田小学校の避難所で行った炊き出しです。当時はまだ活動休止中だった大黒摩季さんがお忍びで来て下さり、当初の予定では配食ボランティアだけだったのですが、なぜか歌うことに。簡単なカラオケがあるだけでマイクもないから、アカペラです。
曲はミリオンセラーの「ら・ら・ら」。リアルタイムで聴いてた被災者が多くて大好評。途中からみんなでサビの「ら~ら、ら、ら~」のパートは両手を上げて振り付けもやりました。すごく感動的でみんなボロボロ泣いてました。「ずっとずっとずっと一緒にいようね」という歌詞が凄く感動的で、みんなボロボロ泣いてました。私も大黒さんのお気持ちがうれしくて涙が止まりません。その様子は今も携帯電話に動画保存しています。一生の宝物ですね。
熊本地震以降、いくつかライフスタイルを変えました。まず携帯電話の充電器を常時携帯し、玄関に非常用の携帯リュックを置く。これには2、3日分の食品や最低限の水、雑貨を入れ、それとは別に長期用の非常用バッグも用意するようにしています。