連載小説<12> ベトナムで見た夢は日本では叶わなかった
「ぼくたち日本人にすれば、そう思ってもらえることはとても光栄なことだけど。一年半生活した今でもそう思っていますか?」
夏目の問いかけに、フーンが黙り込んだ。
そのまましばらく待っているうちに、ドリンクと料理が運ばれてきた。
「とりあえず食べましょう」夏目がフォークをつか…
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