上期赤字確定で賞与ゼロ説まで フジは懐事情も“非常事態”
「先日、フジテレビの改編発表会があったんです。これまでならホテルで派手にやるところですが、今回は局内でやった。どうやら、ホテルでやるだけのカネがないらしい。それだけ懐事情が苦しいということです」(民放関係者)
視聴率悪化に歯止めがかからないフジテレビが、いよいよシャレにならない領域にまで達しているらしい。今月4日に行われた10月クールの番組改編発表会見では、編成部長が“非常事態”を宣言。今後はオール局アナ体制で巻き返しをはかるという。
主なところでは、モデルの市川紗椰がキャスターを務める「ユアタイム」の後継番組として、椿原慶子アナ(31)らがMCを務める新番組がスタート。さらに、「とくダネ!」では菊川怜(39)に代わって、新人の海老原優香アナ(23)がMCを担当する。どうやら、今後の報道や情報番組は、本当にフジのアナウンサーだらけになるようだ。
「『オール局アナ体制』と言っていますが、要はタレントやフリーアナを雇うだけの予算がないということ。自局のアナなら費用もかさみませんから、安上がりで済む。実は今年4~9月期決算で赤字になることがほぼ確定したんです。そのため、冬のボーナスをゼロにする話が浮上していて、社内は騒然となっています。ただし、上層部はコストカットの意識はあまりないようで、宮内正喜新社長は社長車を新たな高級車に替えたりしている。これで士気が上がるわけがない」(フジテレビ社員)