妊娠中に200万円稼いだ おきゃんぴー橋本雅子の波瀾万丈
1980年代に人気を博した女芸人コンビ「おきゃんぴー」の橋本雅子さん(55)は現在、呼吸法のインストラクターとして活躍している。芸人時代も引退後も綱渡りの貧乏暮らしが続いて……。
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芸人になる直前は、お米は高いから小麦粉を買い、私の部屋で、相方のマリコと小麦粉だけを鉄板焼き器でお好み焼きみたいに焼いて醤油味、コーヒー味、砂糖味を作ってました。それを「おいしい、おいしい」って食べてました。
デビューするとすぐに忙しくなって休みもなかったけど、給料制だったからあまりもらえなかったかな。マンションの家賃を払ったらほとんど残らなくて、衣装も買えない。だから、2人で番組の収録と収録の合間に伊勢丹の試食コーナーでつまみ食い(笑い)。ロケ先でお弁当もらったら大喜び。地方の営業に呼ばれると新幹線のグリーン車を取ってもらえたけど、払い戻しして、自由席に座って差額をもらってやりくりしてました。デビューして2~3年は本当に苦しかったです。
90年代に入ってマリコが「就職したい」というので当時、レギュラーが10本以上あったけど「マリコが辞めたいならいいよ」とあっさり解散。私はドラマやリポーターを一人で始めてまだ芸能界にいました。