フジが決断 とんねるず「みなおか」打ち切りの厄介な裏側
だが、それも今となっては昔の話。最新の制作費は「半額近い2500万円まで削減されていた。それに対し、2人のギャラは2割減の800万円。名物番組とはいえ局内に反感がなかったわけではない。とんねるずはギャラの高さが災いして自ら首を絞めた側面がありますね」(前出の制作関係者)。
■情実、しがらみが絡み合い……
そんな特別待遇はギャラだけにあらず。
「一時期まで“みなおか”の打ち上げには日枝久現相談役も参加し、石橋と木梨に『何か困ったことはないか』と声をかけていた。その流れで2人が“○○をフジの社員にしてやって欲しい”とプッシュし、即座に採用された制作会社のスタッフもいる。現在は出向先の系列局で役員に就いています」(別のフジ関係者)
鶴の一声ならぬ“とんねるずの一声”で人事にまで影響を及ぼすとは大したものだが、「何かと忙しい木梨とは違って、暇を持て余しているのが石橋。企画会議に顔を出してああでもないこうでもないと意見するそうですが、現場のスタッフはムゲにもできず対処に困っているようです」(前出のフジ関係者)。
長寿バラエティー打ち切りで視聴率再浮上を狙うフジテレビ。しがらみの断ち切りが最重要課題だ。