舞台「フェイクニュース」出演 女優・緑川静香の“雑草魂”
バラエティー番組で極貧だった幼少期を赤裸々に告白し、話題を振りまいたのは記憶に新しい。女優でタレントの緑川静香(29)は、ある野望に燃えている。
「貧乏だったことを告白して肩の荷が下りてラクになった。99円の手袋をしていてもそれを隠さず、ネタにできる度胸もついたんですよ」
5歳の時に父親が蒸発して以降、公園に生えていた野草とスーパーの試食で食いつないだ経験を持つ。ファニーな顔立ちだが、持ち前のド根性精神で複数のテレビのレギュラー番組を持つまでに。
そして、「ずっとお芝居がしたくて、うずうずしていた」という大好きな舞台に2年ぶりに立つ。虚偽情報をあたかも真実かのように仕立てたフェイクニュースを題材とした作品で、若手代議士と男女の仲を取り沙汰される若手女優を演じる。
緑川自身、フェイクニュースの被害に遭ったことがあるといい、なかでも悩まされたのはテレビ番組でステーキ店の食リポをしたVTRを巡っての出来事。
番組内で「25歳になるまでお店で肉を食べたことがない」という意味で話したことが、簡略化したテロップなどの影響もあって〈そんなわけないだろう〉〈給食では出なかったのか〉などとプチ炎上。ネット媒体が記事にする事態にまで発展したという。