連ドラ初出演の文音が語る「父・長渕剛」と「母・志穂美悦子」
ドラマ「SAKURA~事件を聞く女~」(TBS系、月曜20時~)に出演中の文音(26)。仲間由紀恵(35)演じる主人公の妹役で黒革の衣装に身を包み、毎回、華麗なアクションシーンで見せる。1クールの連ドラ初出演とは思えない存在感と本格派の演技。それは、日本のアクション女優第一人者である母・志穂美悦子(59)から受けた“特訓”のたまものだとか。
「週末に実家へ帰るとお母さんから演技指導を受けるんです。2時間半の稽古から帰ってきても、自宅で復習と予習をする。“女版ベストキッド”みたいな生活です。指導いただいているジャパンアクションエンタープライズ(旧JAC)では男性の先生から基礎を学び、母からはヘッピリ腰になりがちな女性特有の癖を指摘してもらったり。お母さんは来年60歳なんですが、体がキレッキレなんです。直接指導してもらえるのは恵まれた環境だなって実感しています」
長渕剛(58)・悦子夫妻の長女。08年に本名の「長渕文音」でデビューすると、ビッグな2世タレントとして話題を呼んだ。
「当時から長渕姓を名乗ることに抵抗がなかったわけではないんです。『長渕』といえば、みなさん、真っ先に『長渕剛』を思い浮かべるだろうし……。実際に現場で『長渕さん』って呼ばれると、周囲から、え、長渕剛さん? なんて振り向かれちゃうこともありました(苦笑い)。私の女優としての転機は米国への留学。日本の大学を卒業してからNYの演劇学校へ通いました。その頃すでにデビューしていたんですが、完璧主義者のお父さんを見て育ったからかな……女優として活動していくのは決して甘い世界ではないだろうなって。お父さんは人一倍自分に自信がなくて、だからこそ人一倍努力をしてきたっていう人。私は英語や芝居の基礎を一から学び直し、自分なりの“武器”をつくりたかったんです。帰国して再スタートするのを機に、名前も改めました」