バブルもドン底も首相次第 鳩山クルオは人生“由起夫任せ”
そして8月30日の総選挙で民主党が第1党。鳩山さんが首相になると、いきなり取材やらテレビ出演やらでスケジュール帳が真っ黒になりました。ツイッターもピーク時で20万アクセスにもなりました。
それまでの収入といえば、付き人としての殿からの“お小遣い”がメイン。年収なんて数十万円でした。そのくせ当時は結婚したばかりで、妻は妊娠8カ月だったんです。
実は結婚前、高円寺の風呂なし・トイレ共同の4畳半に住んでて、飲食店スタッフだった妻と知り合ってから節約のため、中央線で1駅隣の阿佐ケ谷の彼女の部屋に、自転車を走らせてシャワーを借りに行ってました。なんせ、銭湯の値段は1回450円(当時)。3日に1度行くだけで月4500円にもなるんですから、2万5000円の家賃を払うのですら綱渡りだった僕にとっては大きな節約でした。
■付き人から独立し月収60万円に
そして、彼女が妊娠して結婚することに。ところが、それまでのお互いの部屋は2人暮らしが認められてないので、中央線の武蔵境駅から徒歩10分ぐらいの2DK・月6万円のアパートに引っ越すことに。それまで2人が払っていた家賃の合計より1万円以上も安い上に、風呂付きだったのが決め手でした。