東京五輪も視野 ジャニ写真“ネット解禁”の背景に世界戦略

公開日: 更新日:

 ジャニーズ事務所が所属タレントの記者会見での写真などをウェブニュースに掲載することを解禁して話題だ。1月31日の「ネット解禁」から約1週間、ジャニーズの狙いを深読みしてみると……。

「スマホを中心とした情報伝達・情報処理が大きな比重を占めるようになった市場の変化に段階的に対応」というのが、ジャニーズ側の説明だが、もうひとつの理由として、海外メディアへの対応があるのではないかとみられている。

「ジャニーズは2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けて戦略を練っています。ネット解禁第1号となった錦戸亮の会見場所は有楽町の外国特派員協会だった。そこで英語で挨拶した錦戸はハリウッド挑戦も口にしていた。海外作品への出演では、映画『硫黄島からの手紙』に嵐の二宮和也が出演した際、06年の東京国際映画祭ではウェブ媒体への写真掲載を例外的に許可していたが、ネット不可のルールを国際的にごり押しするのは不可能に近く、だったら解禁しかないと判断したのではないか」(スポーツ紙芸能デスク)

 ネット戦略は昨年9月にジャニーズから独立した元SMAP3人組が大々的に取り組み、話題を集めた。そうした動向との関係もゼロじゃないだろう。これまでは紙媒体が最優先だったが、年々勢いと影響力を強めるネット媒体をこれ以上無視したり、排除できなくなったという見方も少なくない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」