水道橋博士<前編>小声で「オフィス北野に深刻な問題が…」
今年の2月21日の夜。私は久しぶりに水道橋博士とサシ飲みをした。場所は六本木の焼き鳥屋。ワインも飲める洒落た店だったが、私は博士の話にコンフィデンシャル(機密)事項が多いので、もちろん個室を取った。近著の「藝人春秋2」というトンデモナイ本を読むと自ら「芸能界に潜むスパイ」と称しながらも誠にギリギリの内容ながら正確性・リアリティーも十分ある。その博士の著作やテレビでもネットでも公表出来ない話をたっぷり4時間も聞いた。
私は自身が入手したネタも放り込みながら、ほとんど博士の話をどっぷりと耳にしたのである。「えー。そうなんですか!」と何回言ったことだろう。博士は「それでね……」と続けてさらにその続きの凄い話を繰り出してくる。芸能界ばかりでなく日本も(?)ひっくり返りそうな話がとめどもなく出てくる。何杯もウーロンハイを飲んだが私の目と頭は夜が更けるにつれてさらに冴えてくる。
それは、突然だった。1人だけ同席していた博士の新マネジャーがトイレに立ったわずか3分ほどのことだった。博士がテーブル越しに小声で、