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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

移籍問題でイメージ悪化…広瀬香美は音楽業界から消滅濃厚

公開日: 更新日:

 この事務所は広瀬しかタレントがいないので、長く二人三脚でやってきたわけだが、ここまでぶつかってしまうと、“元サヤ”は難しい。事実、広瀬は「感情的になって話し合いができない」ので辞めると通告したというのだ。社長は、広瀬の名は事務所のもので、それを約束した覚書もあるとしているが、今の時代、能年玲奈が「のん」に改名したケースはあっても、「広瀬の名を使わせない」というのは無理がある。

 昔はそのような例もあったが、いま裁判で争っても社長の方が不利に展開しそうだ。今後は弁護士同士で話し合う方向だが、裁判になれば、2、3年はイメージダウンのまま、彼女が中ぶらりんになってしまう可能性がある。

 広瀬は少し前、3万円ほどのディナーショーのチケットが売れず中止になったと耳にしたし、ここ9年、シングルも発表していない。となると、以前のようなスターに復活するのは大変だろう。それでなくても音楽業界全体が厳しい時代で、サザンオールスターズのようにヒット曲を出し続け、第一線を走り続けるのはごく少数。ヒット曲を持っていても、新曲でファンを魅了し、さらに全国をキャンペーンで回るような、地道な活動、努力がなければ、広瀬が社長になっても現状が変わるというのは考えにくい。

 もっとも、継続的にファンを飽きさせない試みをしても、それは昔のファンの減少スピードを遅らせるだけ。新たなアーティストとしての一面を見せ、新規のファンを開拓できるかどうかが勝負となる。いずれにせよ、音楽業界は昔の名前で食える時代は過ぎた。

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