サンドウィッチマン富澤 2007年M-1優勝の瞬間を振り返る
人気のお笑いコンビ・サンドウィッチマンでボケとネタ作り担当の富澤たけしさん(44)。11年前の「M―1グランプリ」(テレビ朝日系)で史上初(当時)、敗者復活戦から決勝に進出し、逆転優勝を果たしたが、今だから語る“その日”――。
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相方の伊達(みきお)と2人で、アパートで同居していた頃はお金もなく、バイトしながらネタを作ってライブに出る繰り返しでしたね。「エンタの神様」(日本テレビ系)とかネタ番組に出始めてからも、ギリギリ食えるか食えないかって感じで親に借金してました。
ところが、「M―1」で優勝した2007年の暮れで生活が一変しました。02年から出場して05年からは3年連続で準決勝までいけてた。07年の準決勝敗者が数十組集まっての敗者復活戦は寒い大井競馬場の野外ステージ。その年は敗者復活から決勝にいくのは麒麟じゃないかと噂されてた。でも、ネタを見たらそんなに笑いが爆発してなかったので“麒麟じゃなければ可能性あるかなぁ”って思った。
勝ち上がってスタジオに行くコンビには、事前に教えてくれると思ってたら、夜の生中継の結果発表で僕らの名前が呼ばれて「ガチなんだ」と思いました(笑い)。