著者のコラム一覧
山田勝仁演劇ジャーナリスト

松坂桃李が非情な殺人マシンの複雑な内面を浮き彫りにした

公開日: 更新日:

シーエイティプロデュース「マクガワン・トリロジー」

 人気俳優・松坂桃李がIRA(アイルランド共和国軍)の“殺人マシン”ヴィクター・マクガワンを演じる3部作(トリロジー)。作者はアイルランドの作家、シェーマス・スキャンロン。演出は小川絵梨子。

 北アイルランドの宗教紛争は1998年のベルファスト合意により現在では一応、収束した形になっているが、物語は84年から86年にかけて、もっとも紛争が激しかった時代が背景だ。

 ヴィクターはIRAの内務保安部長。二重スパイを摘発する役目を負っているが、そのやり方の過激さから殺人マシンと呼ばれている。

 1部の舞台は、84年、北アイルランドの町、ベルファストにあるIRAのアジトを兼ねたバー。スパイの嫌疑がかけられているアハーン(小柳心)にヴィクターが探りを入れる。

 ジョークを言ったかと思えば、相手を愚弄し、わめき、威嚇し、エスカレートしていくヴィクター。

 その狂気はバーテン(浜中文一)や組織に忠実な司令官ペンダー(谷田歩)も巻き込んでいく。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ