背水から逆転の山下智久&木村拓哉 1本の映画が2人を変えた
「17年に放送された『コード・ブルー』のシーズン3では、ジャニーズ側から山下ではなく若手の所属タレントを主演に起用してもらえないか打診があったそうです。ただ、超人気シリーズだったため、フジテレビは同じメンバーでの続編にこだわった。結果、映画は大当たり。山下は俳優として再評価されました」(映画配給会社関係者)
昨年、山下はレコード会社も移籍し、2年ぶりの全国ツアーと4年ぶりのアルバムもリリース。一本の映画が、山下を完全復活させた。
■キムタクの積極性に周囲もびっくり
もうひとり、ジャニーズの稼ぎ頭だった男も復活の兆しを見せている。
「1月公開の映画『マスカレード・ホテル』は、公開7日間で100万人を突破し、配給元は興収50億円を見込んでいます。主演の木村拓哉としては、久々のヒットと言っていいのではないでしょうか」(シネマ誌デスク)
大成功の陰には涙ぐましい努力もあった。
「プロモーションのため、木村はとにかくテレビに出まくりました。製作に加わったフジテレビ系の情報番組はもちろんのこと、嵐やTOKIOの番組にまで顔を出した。共演した長澤まさみの事務所も、木村が積極的にプロモーションに協力してくれるので驚いたそうですよ。SMAP解散後、木村だけが悪者扱いされた影響か、17年公開の『無限の住人』はイマイチ。昨年の『検察側の罪人』は、嵐の二宮和也とのダブル主演が話題になったものの、大ヒットと呼べるものではなかった。それだけに、彼としては、プロモーションも“やれることはすべてやる”という背水の陣で臨んだのでしょうね」(芸能ジャーナリスト・浅見麟氏)
勝てば官軍になりがちな芸能界。山Pとキムタクがしぶといのは、一流の証しといえそうだ。