ドラマもバラエティーも…関西テイストは関東では嫌われる
「後妻業」(フジテレビ系)の大阪弁がどうにも気色悪い。さぶいぼ(鳥肌)が出そう。とくに主演の木村佳乃と相棒の高橋克典。へんちくりんな大阪弁が気になってセリフが耳に入ってこない。やっぱり、こういうのはネーティブじゃないと。
百歩譲って、大阪出身じゃなくても、せめて関西圏の出身者にして欲しかった。尾野真千子(奈良出身)だったらとつくづく残念。これだからフジテレビは……と思ったら、なんと関西テレビの制作とわかり、びっくり。
「なまりは国の手形」と言うが、大阪のテレビ局が大阪弁にこだわらないなんて。残念。まっ、そのいい加減さが大阪っぽいといえば、ぽいけど。
視聴率に驚いた。東と西ではダブルスコアで関西が圧倒的に高い。どこで売ってるねんというようなヒョウ柄のおばちゃん、いつの時代やねんというくるくるパーマなどところどころ大阪人をバカにしてるんかという描き方なのだが、当の大阪人はこれを楽しんでいるということのようだ。
■上沼恵美子のズケズケ独壇場
そこで思ったのが、先週からフジが夕方に放送している「快傑えみちゃんねる」。ご存じ、上沼恵美子の冠番組で、関西では20年以上も続く人気番組だ。本当かウソかわからないが、上沼が「カンテレ60周年で、あなたの好きなカンテレの番組のアンケートを取ったら第1位だった」と自慢していた。