関ジャニ脱退報道の錦戸亮と残留濃厚な中居正広との“明暗”
「かつてはジャニーズを辞めると、テレビはもちろん、音楽活動に支障を来すことがたくさんありました。元光GENJIの諸星和己は独立後に自身が設立したインディーズレーベルでCDをほそぼそと出しています。ところが最近は、赤西だけでなく元KAT―TUNの田口淳之介やSMAPを辞めた『新しい地図』の3人も、メジャー契約しています。つまり、事務所を辞めてもミュージシャンとして活躍できることが証明されたわけです。“CD不況”も影響していると思いますが……」(音楽業界関係者)
■活躍の場がテレビ主体だと…
これまで、ジャニーズを辞めて最も成功したのは本木雅弘といわれてきた。アイドル路線を完全に脱却し、俳優活動一本に絞ったことが成功の理由といわれた。
「バーターやCMがあまり絡まない映画や舞台はジャニーズを辞めた人も活躍しやすい傾向があります。本木がブレークしたきっかけも、寺での修行をコミカルに描いた映画『ファンシイダンス』でした。元男闘呼組の高橋和也も、名バイプレーヤーとして存在感を増しています。ただ、テレビにはいまだに“ジャニーズタブー”が残っています。週刊文春の記事の中で村上信五が関ジャニ∞の活動休止に強く反対したとありましたが、彼は番組MCなどテレビ色が強いため、ジャニーズを離れると厳しくなることが分かっているのでしょう。中居正広の“残留”が濃厚といわれているのも、やはり活躍の場がテレビ主体だからでしょうね」(芸能ジャーナリスト・浅見麟氏)
放送中の「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系)でも主演の錦戸は俳優一本で十分食べていける。そこが、中居や村上との大きな違いだろう。