FC会費で年間100億円 嵐「活動休止」の思惑とファン心理
2020年いっぱいでの活動休止を発表しているアイドルグループの嵐。衝撃を与えた会見から1カ月以上経った今も、その波紋は続いている。
「休止まであと2年ほどあるとはいえ、グループで出演しているテレビ番組やCMなどは、今後についてスポンサーなどと話し合いを進めていますよ。国民的なトップアイドルでしたから、その代わりはなかなか見つかりませんね」(広告代理店関係者)
それ以上に動揺が収まらないのは、彼らを支え続けた熱狂的ファンだろう。現在、推定250万人を超える会員数を誇る彼らは、同じジャニーズ事務所で2番目の会員数の関ジャニ∞と比べても4倍ものスケールだ。
「ジャニーズは基本的にファンクラブに入っていないと、コンサートチケットを購入することができないんです。なので、生で嵐を見たいと思ったら、ファンクラブに入ってコンサートチケットを買うしかない。会見後に駆け込みで入会した人は10万人以上もいるようですし、まだまだ増える見込みだそうですよ」(スポーツ紙記者)
それを見越してか、ジャニーズ事務所は会見後すぐに、すでにファンクラブに入っている会員が、「20周年ツアー」のチケットの抽選では優先されることを発表している。例えば、18年に引退公演をした安室奈美恵(41)のときは、新規ファンが一気に増え、既存ファンがラストコンサートに行けないという事態が多数起こったという。