著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

若手俳優が続々出演 時代劇映画はNHK大河への大事な“伏線”

公開日: 更新日:

「まんぷく」に続く100作目となる「なつぞら」も絶好調のNHK朝ドラ。演技達者な子役に続き、主演の広瀬すずを囲むぜいたく過ぎる脇役陣。今後もかつての朝ドラのヒロインが登場するなど話題は尽きない。一方で大苦戦しているのが大河ドラマいだてん」。日本人初の五輪出場を果たした金栗四三の奮闘を描く前半。放送1カ月足らずにして危険水域を超える1桁の視聴率。原因はいろいろ取り沙汰されているが、端的に「わかりにくい」という声が多い。

 ドラマの中で金栗のいた明治とビートたけし演じる古今亭志ん生が高座で振り返る昭和の時代が交互に出てくるなど、毎週見ている人も戸惑うほど。従来の大河の型を変えて凝った演出にしたのかもしれないが、策に溺れた感もする。従来の大河のように誰もが知っている歴史上の人物だったら、多少のわかりにくさもカバーできるが、なじみの薄い主人公の物語。途中参加ができないのも低視聴率の要因だと思う。今後、話題の俳優の登場に宣伝活動も積極的に行われても、厳しい状況は変わらない。

 来年は明智光秀を主人公にした「麒麟がくる」。明智のイメージを覆すようなドラマに対する期待感と「まんぷく」で好演した長谷川博己の主演。すでに来年の大河に期待している人もいるそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在