「いだてん」視聴率ワースト更新で大河ドラマ存続の危機
断末魔の様相だ。
13日放送のNHK大河ドラマ「いだてん」の第39話が、平均視聴率3・7%(関東地区・ビデオリサーチ調べ=以下同)を記録。大河史上ワーストだったことが分かった。
同ドラマが持つ第32話(8月25日放送)の5・0%を1・3ポイント更新。裏番組の「ラグビーW杯 日本×スコットランド」(日本テレビ系)は39・2%だった。日本の決勝トーナメント進出が懸かかった大一番に完全に蹴散らされてしまった格好だ。テレビ朝日系の「ポツンと一軒家」2時間半SPは16・4%と健闘したので「いだてん」は完全独り負けの大惨敗だ。
同ドラマは、初回(1月6日放送)こそ15・5%だったが、第6話(2月10日放送)で9・9%と1ケタに転落。以降、34回連続で1ケタを記録中で、歴代大河ワースト記録が確実視されている。
第39話は、慰問のため満州に渡った若き日の志ん生と、学徒出陣で同地に配属されていた金栗四三の弟子・小松勝との関係が明かされる注目の回で、壮大な伏線が回収された。終戦とそこからの再出発が描かれたが、結果的に視聴率は惨敗。放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこう話す。