堀ちえみが「徹子の部屋」で手術後初の肉声を披露した真意
■がん患者やサバイバーに勇気
堀は30代から特発性重症急性膵炎、特発性大腿骨頭壊死症、リウマチなど3度の難病指定の病を乗り越えてきた。それで今回は舌がんである。
しかも堀は言わずと知れた元アイドルだ。声を出すことが難しければテレビ出演はもちろん、人に会うこともはばかられただろう。“タフ”の一言では片づけられない気もする。芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「堀さんからは母の執念を感じました。彼女には連れ子も含めて7人の子供がいます。末っ子はまだ高校生ですし、まだ成人していない子供がほかにもいます。現実的な問題として学費を稼がなければならないでしょうし、子供たちの成長を見届けないといけないといった使命感もあるのかもしれません。そのためにはなるべく早めに芸能界に復帰した方がいい。『恥ずかしい』とか『おっくうだ』といった自分の感情は二の次なのだと思います」
堀の気迫と執念はがん患者やがんサバイバーにも勇気を与えるはず。
今後は芸能界以外にも活躍の場が広がりそうだ。