フワちゃんの理想とする人が奇跡的に自分自身に似ていた
コンビを組んでもネタは覚えられないし、セリフもうまく言えない。大喜利もできない。そんなとき、放送作家の長崎周成に「フワちゃん、YouTubeやってみない?」と誘われた。最初はなめられたくないと思い、道に落ちてるポテトを食べたり、泥水を飲んだりしていたが、次第に無理せず自分らしくできるようになっていった。
「わたしの楽しい頭ん中をそのまんま映像にしたのがYouTube」(ルーフトップ「Rooftop」18年8月28日)だという。だからこそ、10分の動画で編集に100時間くらいかけるほどこだわっている。「自分が本当に好きなことって自分のYouTubeで出来るんだってことを実感」(ネットネイティブ「モデルプレス」19年12月31日)している。
「普通にファンなんだよね、自分の」(太田出版「Quick Japan」vol.148=20年2月26日発売)とフワちゃんは言う。「ドンピシャに好きなキャラクターで、ドンピシャに好きなビジュアルなの。だから好き」「『自分が理想とする人間』と自分自身が奇跡的に似てた」(同前)のだと。だから、どこまでもポジティブでいられるのだ。
ファンから「フワちゃんのおかげで人生がいい方向に転んだ」とメッセージが来るのが何よりもうれしいという。
「その人の人生と間接的に関わっちゃってるから、『それってもう親友じゃん??』って」(同前)