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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

全国区にこだわらず…山口智充が大切にする「自分」らしさ

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「(テロップで)『出演者はお風呂のロケのために局部を出してます』っていうのを出してもらったら」(山口智充フジテレビダウンタウンなう」4月24日放送)

 多彩なモノマネ、ミュージシャンとしても活躍する美しい歌声、俳優としての演技力、巧みな話術――。マルチな才能を持つエンターテイナーの「ぐっさん」こと、山口智充(51)。彼はテレビのロケのせいで、その場のルールを曲げることを嫌う。

 例えばお風呂に入るロケの際、股間をタオルで隠すのが嫌だという。テロップで「出演者は風呂のロケのためにバスタオルを巻いてます」と断ったとしても、本来はお風呂の中にタオルを入れるのはマナー違反だ。

 だったら、こうテロップを入れればいいと提案を語ったのが今週の言葉だ。そうすれば、視聴者も「あ、そうかそうか」となるのではないかと山口は主張するのだ。

 今年4月から彼は全国放送のレギュラー番組がなくなったが、焦りや不安は「全くない」と言う。その理由のひとつには、17年も続く名古屋のローカル番組「ぐっさん家~THE GOODSUN HOUSE~」(東海テレビ)の存在があるのだろう。

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