著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

横山やすし師匠、あの理不尽な苦痛を俺は一生忘れません!

公開日: 更新日:

 しかし、やすし師匠のあれだけはギャグでもなければ……そこには怒りしか存在していなかったのだ。話の筋は単純そのもので、ハワイの夕暮れ時のレストランで、たまたまやすし師匠ご一行がディナーのテーブルを囲んでいるのを目にした我々たけし軍団であった。

 業界の大先輩を見かけて挨拶もしなかったなんて噂にでもなれば殿(ビートたけし)の顔に泥を塗ることになるので、当然「お食事中、申し訳ありませんが、たけし軍団です!」とみんなで頭を下げたのです。

 それに対し、やすし師匠は「おうおう! 兄ちゃんら頑張っとるなァ! 見とるでェ!!」とアルコールも入って上機嫌に会話してくれたのだ。

「兄ちゃん、何ちゅう名や?」「そのまんま東です!」「そのまんまがええなあ!で、兄ちゃんは?」「ハイ、ガダルカナル・タカと言います!」「そうや! インパクトある名やがな!!」

 そんな穏やかな空気が軍団各自の名を告げて、最後に俺が当時ダンカンから変わっていた名前を……「ふんころがしと申します!」と言った途端、みるみるうちに師匠の顔が険しくなり、顔色も変わり、「なめとんのかー!! 何や名前?」「ふんころがしです」「しばいたろーか!! 何やて名?」「いや、ふんころがしなんです!」「芸能界におられんようにしたるわー!!」。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議