オリラジ中田「YouTube大学」にビジネスマンがハマる理由
そのチャンネル登録者数は270万人。動画によって300万回再生を超える人気チャンネルとして話題だが、それには理由がある。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。
「ネット動画というと、不祥事で事務所を解雇されたり、テレビの露出が見込めなくなった芸能人が食べるために始めるセーフティーネットというイメージがありますけど、中田さんのは明らかに違う。テレビ界はコンプライアンス強化でつまらなくなるばかりですし、その代替媒体としてネット動画に視聴者が流れている部分もありますが、ネット動画がテレビが独占していた視聴者を二分化し、さらに上回って凌駕する日も遠くないと思いました。忖度もやらせもなく、視聴者の最も見たいトークやパフォーマンスを存分に見せてくれる。山田邦子さんら力量のある芸能人がネットにシフトしているのには理由があるのだと知りました」
対コロナで「新しい生活様式」へのシフトが必要な今、この流れはますます加速していくだろう。
「中田はストレートな物言いが反感を買い、2018年に3年間出演していたTBS系『ビビット』を降板している。ユーチューブチャンネル開設は19年春でした。必ずしも真っすぐではないキャリアから自力で今のポジションを獲得しました」(スポーツ紙芸能デスク)
逆境苦境をはねのけ、ビジネスマンにも人気のチャンネルを成功させた中田敦彦。これは間違いなく彼の武勇伝だろう。