長谷川博己も沈黙…撮影再開「麒麟がくる」はまるで“通夜”
新型コロナウイルスの影響で中断していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が8月30日から放送再開される。低迷しつつあった視聴率回復に向けて気合を入れなければならないはずの現場だが、一向にテンションが上がる気配はなく、「お通夜みたいな雰囲気」と語るスタッフもいる。
元凶となっているのが、全出演者に配布された“コロナ感染防止マニュアル”。スタッフのフェースガード着用から、「役者同士の距離は2メートルを守る」「2メートル以内の演技は時間を制限する」といった細かい決め事が書かれている。
マニュアルによって、撮影中断まで役者やスタッフの交流の場所になっていたスタジオ前の待機場所(通称・前室)も立ち寄りが制限されている。コミュニケーションが遮断された異様な光景はメークルームも同様で、役者同士やスタッフとのやりとりが最低限に制約されているという。
「前室もメーク室もスタッフや役者同士が和気あいあいと、仕事とは直接関係ない近況報告や雑談をしながら、少しずつモチベーションを高めていく貴重な場でした。コロナの影響でおにぎりやおまんじゅう、お団子といった差し入れの類いも完全に姿を消しました。部屋にはどんよりとした空気が漂い、黙々と作業が進められています」(芸能関係者)