一度辞めたハリウッドザコシショウは常に芸人でありたい
漫画家になろうと思い、ギャグ漫画を描いて出版社に持ち込んだが、「笑いがわかってない」と編集者に酷評された。「自分は何ができるんだろう」と自問し、漫画、バイト、お笑い、スポーツ――と紙に書き出してみた。
「フラットな目線で『一番得意なこと』ってなんだろうって考えたら、お笑いだった」(クイック「Dybe!」2019年3月20日)
ザコシショウが脚光を浴び始めたのは2007年、「あらびき団」(TBS)に出演し始めてからだ。「アシュラマン漫談」などを筆頭に段ボールやガムテープを駆使して作った小道具を使ったネタで「キング・オブ・あらびき」と評された。けれど、「正直、自分でも売れているって錯覚していたけれど、あれじゃ全然足りなかった」(同前)というように世間的なブレークには至らなかった。
その頃に始めたのが、ブログやYouTubeに毎日のように動画を上げることだった。
「毎日ライブに出るのはしんどいけど、毎日動画でならできる」(フジテレビ「フジテレビュー!!」20年4月21日)と思い始めたものだった。