PCR検査は3回…コロナ時代の「24時間テレビ」成功の舞台裏
「今回、ネット局など技術も含めたスタッフの総計は1000人余り。1人当たり最低3回はPCR検査を受けさせた。1人の検査代は約3万円。これだけで最低でも1億円以上の経費が掛かった」(別の日テレ関係者)
ちなみに現段階でスタッフや出演者の中からコロナ罹患者は発生していない。
「安全対策に莫大な費用を投入し、スタッフ一人一人が指さし点検までしたたまものです。ある意味、テレビ界にセンセーションを巻き起こしたと言っても過言ではない。ただ単に感染リスクを恐れて中止にするのは簡単だが工夫して知恵を絞れば特番を成功させることができたからです」(番組関係者)
そして異例ともいうべきスピードで「24時間テレビ44」の決断を下したという。
「すぐに編成局長から今回、番組を担当したプロデューサー陣に今回の反省点及びマニュアル書を作成するよう通達が行われました。来年はまた、別のチームが『24時間』を担当する。どのチームが担当しても制作できるようにするためです」(前出の番組関係者)