石井杏奈は清涼感あるビジュアルながら難役をこなす技巧派
石井杏奈(22)はE―girls(今年末に活動終了)のパフォーマーとして活躍する一方、多くの映画やドラマで個性的な存在感を見せてきた。北村匠海と新婚の夫婦役を演じているJTのCM「想うた」シリーズ(シリーズ前作ではNHK朝ドラ「エール」に出演中の古川琴音と姉妹役を演じていた)でもお馴染み。
その石井の主演映画「記憶の技法」が11月27日に公開。邦画のタイトルとしてはユニークだが、原作は孤高の漫画家・吉野朔実の作品。主人公の女子高生・鹿角華蓮は、自分が養子に出されていた事実を初めて知り、福岡に向かいルーツ探しの旅を始める。
1998年7月11日生まれ、東京都出身。宮部みゆきの小説を映画化した2015年公開の「ソロモンの偽証」で、見た目にコンプレックスを持っていて攻撃的な性格という設定の三宅樹里役を体当たりで演じ、演技力が高く評価され、同じ年に公開された主演映画「ガールズ・ステップ」と合わせて、ブルーリボン賞新人賞に輝いた。
最近では配信ドラマとして復活した「東京ラブストーリー」(FOD)で関口さとみ(1991年の鈴木保奈美・織田裕二主演月9ドラマ版では有森也実が演じた役)を好演。