解散覚悟でブレイクの的を射た すゑひろがりず最後の一矢
「ようやく自分『達矢』なんだと思えました」(すゑひろがりず三島達矢/テレビ朝日「ロンドンハーツ」11月17日放送)
いまや「すゑ様」などと呼ばれ女性人気も高まっている「すゑひろがりず」。10代の若者の悩みに答えるという偽企画で「売れなかった時に心の支えになったものは?」と問われ、「奥さんと友達、そして『絶対に一矢報いてやるぞ』という意地」だったと答える三島達矢(38=写真右)。
達矢という名前は「目標に向かって矢がスッと飛んでいくようなイメージ」で親が付けてくれた。昨年のM―1グランプリ(テレビ朝日)の決勝は「最後の弓矢」という気持ちで「折れている矢とか、曲がっている矢とか、先ついてないやつとか、いろんな矢を全部くくり合わせて的に向かって放ったら、壁がどーんと壊れた音がしました」という。
そんな思いを込めて語った一言が今週の言葉だ。それまで嫌いだった名前も、やっと好きになれたのだと。
三島は大阪NSC在学中は別のコンビを組み、M―1準決勝に進出した“エリート”だった。だが、程なく解散し、今の相方の南條庄助(38)らとトリオを結成。1人が抜けて「みなみのしま」というコンビになった。