ダメな部分をさらけ出す落語好き「R-指定」の業の肯定
「高1の時はおもろいと思ってたんや……」(R―指定/テレビ朝日「イグナッツ!!」11月3日放送)
MCバトルで絶対的な強さを誇るラッパーのR―指定(29)と、「世界一」の称号を持つDJ松永(30)からなるHIP HOPユニット「Creepy Nuts」。現在は本業の音楽はもとより、お笑いコンビEXITと共に冠番組を持つなどバラエティー番組を席巻している。千鳥のノブをして「最近テレビがR―指定さんに頼りすぎ!」(AbemaTV「チャンスの時間」2020年8月5日)と言わしめるほどだ。
そんなR―指定は、ラップを人前で披露し始めた高校時代、その名前を笑福亭や三遊亭などの落語家を模して「R―指亭」という表記にしようとしていたという。当時のmixiのアカウント名は本名の「恭平」から「R指亭狂HEY」だった、と松永に暴露されてR―指定がこぼした一言が今週の言葉だ。
もともと、R―指定が落語に興味を持ったのは、HIP HOP界の憧れの大先輩であるライムスターの宇多丸がその名を桂歌丸から採ったことから。実際に落語を聞き始めたのは19~20歳の頃だった。