藤井フミヤ“おじキュン”旋風で…チェッカーズ再結成待望論
もうひとり、まさに歌手界の“おじキュン”の代表格とも言える藤井フミヤ(58)のステージも圧巻だったと、エリザベス松本氏はこう振り返る。
「チェッカーズの大ヒット曲2曲を久しぶりにテレビで歌った。見事な声量と強烈な存在感、そしてとても58歳とは思えない若々しいルックスで、やはり唯一無二のスターだと改めて感じさせられました。チェッカーズの楽曲がすごいのは、いま聞いても決して古くさく感じないこと。懐メロという感じがしないんですよね」
この日、藤井と共にチェッカーズの「ジュリアに傷心」をコラボしたのは、4人組バンド「DISH//」だ。ボーカルの北村匠海(23)は「僕たちDISH//がまだ10代の時にチェッカーズさんのライブをみんなで見ていた時代がありまして」「めちゃくちゃかっこいいし、めちゃくちゃ動くし、演奏も音圧もすごいし」と、チェッカーズを参考にしていた裏話を披露。現代を生きる若者の心にも響いているようなのである。
「チェッカーズのカッコよさは格別で、当時似たようなバンドも次々と現れましたが、誰もチェッカーズにはかなわなかった。ただ、バンドとしては解散以降いろいろあったので……チェッカーズとしての再結成はもう難しい。それならせめてフミヤと弟の尚之の藤井兄弟でチェッカーズの曲をまた歌ってほしい。そう願うファンは多いだろうし、今回のFNS歌謡祭はその布石では、と勘繰る関係者もいます」(音楽誌編集者)