宝島社のメッセージ広告に込められた「怒り 暴力 コロナ」
6日(7日付)の日刊ゲンダイに掲載された「ねちょりんこ、ダメ。」の広告が話題になっている。SNS好きの若者だけでなく中高年も「どんな意味?」と頭をひねっている。
これ、実は宝島社のメッセージ広告。同社では1998年から商品では伝えきれない“社会に伝えたいメッセージ”を企業広告を通じて発信。2016年には樹木希林(享年75)を起用し、長寿時代にいかに死ぬかを問う「死ぬときぐらい好きにさせてよ」で数々の広告賞を受賞している。
宝島社に聞いたところ企画意図についてこう言う。
「今回は“怒り”“暴力”“コロナ感染対策”というテーマで4ビジュアルを4媒体に掲載しました。“ねちょりんこ”は濃厚接触をイメージする造語で、朝日新聞と日刊ゲンダイに掲載しました。各紙の読者に合わせてビジュアルを振り分けていますが、受け取った方に考えていただきたいので、意図についてはあえて伏せています。最近はSNSの拡散も目立ち、広告と共にご自身の意見を発信される方も増えています」(広報担当)という。
どこぞの議員のような“ねちょりんこ”な「大人数会食」への怒りも込められているはずだ。