岡村隆史が最も面白くなるのは傍らで相方が笑っている時
「とにかく笑とってくれ。俺がなんかした時に」(岡村隆史/フジテレビ「ナイナイDAYS」1月3日放送)
コンビ結成30周年を迎えたナインティナイン。それを記念し、初めてコンビふたり旅でやってきたキャンプ場で互いに対し、要望を語る。岡村隆史(50)が矢部浩之(49)に「俺からはひとつだけやな。矢部氏に言えることは」と前置きした上で語ったのが今週の言葉だ。
岡村はカッコつけるということが、そのままボケになる稀有な芸人である。彼らの代表作「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)がいい例だ。中でも顕著なのは「オファーシリーズ」だろう。
さまざまなところから来たオファーを受け、挑戦する企画。例えばEXILEから「ライブで一緒に踊ってほしい」というオファーだ。普通のお笑い芸人なら、ある程度のレベルまでで妥協し、笑いに逃げることが多い。だが、岡村はそれでは満足できない。
ストイックに自分の体をいじめ抜くように練習を繰り返し、プロのダンサーと遜色ないレベルまで上達させる。EXILEと一緒に踊る岡村は単純にカッコいいし、一歩間違うと上達の過程は“感動ドキュメント”になってしまう。