著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

輝きはなくても 違和感の光を放つ宮下草薙は「トルコ石」

公開日: 更新日:

「最近、ふと思うんですけど、僕、こんな声大きかったかなって」(宮下草薙・草薙航基/フジテレビ「ネタパレ」1月15日放送)

 終始、オドオドしたようなキャラクターが人気の宮下草薙の草薙航基(29)。2018年元日の「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ)に出演したのがきっかけで、注目を集めだし、「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)では、謹慎していたロンブー亮の代役に抜擢。この2年余りで、すっかりテレビの人気者になった。そんな自らの成長を彼独特な言い回しで表現した言葉を今週は取り上げる。

 草薙が最も大きな声を出すのは、なんといってもカンシャクを起こしたときだろう。ツッコまれたりして追い詰められると、相手が先輩だろうが容赦なく、荒々しい言葉をぶつけたりする。その最大の標的になるのは、やはり相方の宮下兼史鷹(30)だ。

爆笑問題霜降り明星のシンパイ賞!!」(テレビ朝日)によると、彼らが初めて番組の本番中に“ケンカ”をしたのは18年10月の「チャンスの時間」(ABEMA)でのこと。ロケのオープニングから、ずっと「OK」がかからないドッキリ企画で、当時「説教」くらいしか芸の引き出しがなかった宮下は、草薙に長々と説教を始めた。すると、我慢できなくなった草薙がカンシャクを起こし、言い合いになってしまったのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動