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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

自分より相手の反応を優先させる 渡辺謙の「お笑い魂」

公開日: 更新日:

「50越えてからホントに目標がなくなった」(渡辺謙テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」12月4日放送)

 ◇  ◇  ◇

 宮下草薙の草薙航基が大御所をおもてなしするコーナーにゲスト出演した渡辺謙(61)。彼が今後の目標を問われ、答えた言葉を今週は取り上げたい。

 渡辺は大のお笑い好き。「かりそめ天国」は毎週見ているし、マツコ・デラックスが出演している「5時に夢中!」(TOKYO MX)も見ているという。ハナコやシソンヌも好きで「有吉の壁」(日本テレビ)のこともお笑いファンのように「壁」と呼ぶ。

 草薙の印象を聞いても「だいぶこなれてきたね。『コイツ大丈夫か?』って感じはなくなってきた」と的確に評し、有吉の印象は「すごい大人だなって感じがする。味噌造ったりだとか、お醤油造ったりとか、サボテン買ったりとか、ちゃんと生活してる感が出てる」とリップサービスではなく、「かりそめ天国」を本当に毎週見ていることがうかがえる発言だ。草薙も「先輩芸人としゃべってる感じでした」と感想を漏らした。

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