60回目のひな祭りはコロナ自粛でお客様もなく…
今年も無事早々におひなさまを片付けた。60回目。1回も欠かさず、10回目ぐらいからは毎回自分で飾り片付けている。飾らなければ泣きびなになり幸せな結婚が出来ない、3月3日が過ぎたら早く片付けないとお嫁さんに行き遅れる、など昔からいろいろないわれがあるが、私が結婚したのは39回目を飾る年の正月だった。
親は誰しも子育ても初体験の連続の中、子供の幸せを願い、“良い”といわれることはやってみるものだが、立派なセクハラや男女不平等がゴロゴロしている。小さな頃から「女の子らしく」と言われ続け、とても嫌だった。今なら大問題な発言や考え方が家庭内にたくさんあるのだ。もしかすると帰省するたびに親戚や近所の人から「赤ちゃんはまだ?」なんて言われてる人もいるかも。その人が不妊治療中や子宮がんだったら言われるたびに死にたくなるだろう。「知らなかったから」じゃ済まされない。一生嫌いだ。身に覚えのある人は気がついたらしらばっくれないで今からでもいいから謝った方がいい。お互い気持ちがスッとするだろう。
私は人形が大好きなので大切にしている。たぶん男だったら買ってもらえなかっただろうけど、きっと大人になってから自分で買っただろう。現にロケ先などで見つけた小物や、侍などの人形、サイズ感が合う屏風や飾りなどを買い足して年々ゴージャスになっている。残念ながらコロナ自粛で2年連続お客さまなしのひな祭りになり、ちらし寿司とハマグリのお汁、ひなあられ、菱餅などはひとりで食べた。甘酒は缶酎ハイで代用。来年こそはまた皆で祝いたい。