菅田将暉がミスキャスト?「コントが始まる」低迷の元凶
「『もみ消して』や『俺の話』のように日常生活の喜怒哀楽を描きつつ、軽妙な会話劇に思わずクスッと笑ってしまうという要素が『コント』には少ないように感じます。泣き笑いの“泣き”のウエートの方が大きすぎるというか……『もみ消して』と『俺の話』のファンは期待外れだったかもしれません」
芸能ライターでドラマウオッチャーの山下真夏氏もこう口を揃える。
「『もみ消して』主演の山田涼介さんや、『俺の話』の生田斗真さんは、困った時の表情など演技も達者で、セリフにもリズム感がある。テンポのいい会話に引き込まれて笑ってしまうのですが、『コント』の菅田さんにはセリフに独特の“間”があって、意図的なのかもしれませんが、お笑いトリオとして共演している仲野太賀さんや神木隆之介さんとの会話が噛み合っていない、テンポが悪いと感じる時があるんですよね」
菅田といえば大阪出身で、「芸人愛はガチ」といわれるほどお笑い好きでも知られる。17年公開の主演映画「火花」でもお笑い芸人役を熱演していたが……。
「もちろん菅田は若手の中では実力派ですが、今回の『コント』に限っていえば、仲野と神木のテンポについていけていない印象です。1人だけコント芸人に見えない。ミスキャストにも思えますが、ただ売れないお笑い芸人役ですから、今はあえて下手に演じて、今後の伸びしろを見せていく菅田なりの計算なのかもしれません」(前出の在京キー局関係者)
菅田の後半戦の演技に注目だ。