Koki,を襲う…本当にあった「撮影現場ホラーエピソード」
■音声に謎のうめき声
邦画に目を移せば、こうした“謎の死”には及ばずとも、思わず背筋がゾッとするエピソードに事欠かない。映画批評家の前田有一氏はこう話す。
「清水監督の前作『樹海村』でも、“コトリバコ”という、劇中ポイントとなる『呪いの箱』のシーンを撮っているときだけ、モニターに不可解なノイズが入ったといいます。中田秀夫監督の『リング2』では音声に謎のうめき声が入っていたり、同じく『クロユリ団地』では、悪魔払いのシーンで、その音声だけが消えていたそうです」
ホラー映画の撮影では、クランクイン前におはらいをするそうだが、こうした不可解な機材トラブルはつきもの。さらに撮影現場以外でも、出演する俳優に怪奇現象が降りかかることもあるという。
「『呪怨 ザ・ファイナル』に主演した平愛梨は、もともと相当の怖がりだそうですが、その映画の撮影中、自宅で妹の平祐奈と食事をしていると、カーテンが突然ウズを巻き出し、それがどんどん大きくなり、なぜかシマウマが出てきたと話していました。妹の祐奈には、“お姉ちゃん、疲れてるんじゃない?”と言われたそうですが」(前田氏)