おいでやす小田 奇跡のブレーク引き寄せた強運と糟糠の妻
同時に21年から「R-1」の出場資格が「芸歴10年以内」に変更され“今年こそ優勝を”と意気込んでいた小田が突然、出場できなくなったことも追い風となった。
「2020年の秋に行われた『R-1やります会見』では、『今年からルールが変更され、小田さんは出場できなくなったので、今後は専属ライターとして活躍してもらいまーす』と記者席に移動させられると、『待て待て待て~い!』、『俺の人生、どうなるんや!』などとあの大声でツッコみ、会場は爆笑に包まれていました。実は会場ではどの出演者よりもウケていた。その後の『M-1』では、いきなり準優勝ですから驚きました」(取材していた記者)
このあたりからチャンスの女神は小田にほほ笑み始めていたのかも知れない――。ともあれ、苦節20年、苦楽を共にした妻と一緒に強運を見事にものにした小田。まさにおじさん芸人の奇跡である。