メンタリストDaiGoが差別発言を“再謝罪”も大炎上のまま…持ち上げ続けてきたメディアの罪
メンタリストの肩書で活動しているDaiGo(34)の差別発言が問題視されている。
■「ホームレスより猫を救いたい」
発端は7日の自身のYouTubeでの発言。「生活保護の人にお金を払うために税金を納めているわけではない。だったら猫を救ってほしい」「自分にとって必要がない命は、僕にとっては軽い。ホームレスの命はどうでもいい」と発信しネット上で話題になると、12日深夜には「個人の感想に間違いもクソもない。はるかに税金を払っているので(ホームレスや生活保護の弱者を)僕の方が助けている」と追い打ちをかけ、13日に謝罪する事態に。
■生活困窮者支援4団体が連盟で緊急声明
ところが14日、「謝罪は単なるポーズの域を出ていない」と生活困窮者支援4団体が連名で緊急声明を公式サイトにアップ。DaiGoは同日、「謝罪を撤回します」と“再謝罪”動画を公開。自身が出演する飲料CMの自粛をスポンサー側が同日に発表するなど、騒動は拡大している。
DaiGoは心理学を用いてカードゲームに勝つなどメンタリストとして一躍メディアの寵児に。現在YouTubeのチャンネル登録者数は245万人、著書は10年で40冊を超える人気を誇る。
芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「テレビ出演はメンタリストとしてのパフォーマンスだけだったり、事前の意見リサーチや、すり合わせなど、テレビ局のガイドラインに守られていたことに気づかずにYouTubeでありのまま発言してしまった。浅はかとしか言いようがありません」
アカウント削除の可能性
今回の差別発言は個人の感想では済まされない。DaiGoのアカウントが削除される可能性も浮上しているというが、当然の対応だろう。
脳ハック系YouTuberの世良サトシ氏がこう言う。
「良くも悪くも過激な発言をされている方が多いのは事実ですが、人の命を軽んじる発言に対してYouTubeは非常に厳しいポリシーで臨んでいるようです。2019年に“京都アニメーションを燃やした男は悪くない!”という動画を投稿した遠藤チャンネルの遠藤大平さんも、最終的にアカウントが削除されました。ご本人的に、あくまで世間と真逆のことを言う“ネタ動画”として投稿していたつもりでしたが、ポリシー違反と判断されたようです」
こんな人権意識の著しく欠如した人物を持ち上げてきたメディアも同罪だろう。