リアル「くず」結成? 宮迫博之、木下隆行、渡部建“不祥事3人トリオ”の現実味
吉本興業の公式ユーチューブとABEMAで配信された「アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会」で解散を報告した宮迫博之(51)と蛍原徹(53)。
「アメトーーク」のセットの中で“ゲスト”の東野幸治(54)、出川哲朗(57)、ケンドーコバヤシ(47)、FUJIWARAの原西孝幸(50)と藤本敏史(50)、狩野英孝(39)らを相手にトークを展開。その中で宮迫が「本当に落ち込んでたんですけど、渡部(建)の事件があった時にちょっとホッとしたもん」と、2020年6月に発覚したアンジャッシュ・渡部建(48)の“多目的トイレ不倫騒動”を引き合いに出し、笑わせる一幕があった。
さらに解散の経緯を説明する中で、蛍原は、当初は「騒動が収まるのに何年かかかっても、収まってきたら、また2人でライブから再スタートしたいと思っていた」と明かした。東野が、「トークライブとか、イベントとか?(で今後、復活することはないか?)」と水を向けると、“腐り切っていたときに雨上がりのライブ出させてもらっていた”というケンコバは、2人のライブをまた見たいと熱く語り、フジモンが「ライブやりましょうよ。雨上がり決死隊とTKOとアンジャッシュで!」とたきつけると、ケンコバも「デカいハコでできますよ!」とかぶせ、トークは盛り上がった。
ちなみにTKOの木下隆行(49)も後輩芸人へのパワハラが問題となり、20年に松竹芸能を退所しフリーになっているが、コンビは解散しておらず、相方の木本武宏(50)は松竹芸能に所属している。
この提案に、ツイッター上は「この3組なら、めっちゃ見たいw」「オモシロそうやな~」などと盛り上がった。スポーツ紙芸能担当記者がこう語る。
「アンジャッシュの2人は今でも人力舎所属ですが、宮迫、木下はそれぞれ相方が元の事務所に所属しているわけですから、まず現実味はないでしょう。しかし、宮迫、木下、渡部の“不祥事3人組”なら、実現できないことはない。もし実現したら相当な話題になるでしょうね」
上がるテレビ出演のハードル
こうしたネタが飛び出す背景には、昨今の芸能界では、一度、不祥事を起こすと、それが致命的になり、復帰が絶望的になるという厳しい現実がある。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。
「不祥事の内容にもよりますが、SNSの発展によって、不祥事が延々と炎上し続けるようになった。さらに、不祥事を起こしたタレントを出演させた場合、昔は局や番組にクレームが向けられるだけでしたが、今はスポンサーにもクレームが行くようになった。ある大手スポンサーの関係者は、“クレームが100件来ると無視できなくなる”と話していました。昔に比べて、テレビに出演することのハードルがとても高くなっているんです。さらに実行委員会システムで製作することが増えた映画や大規模な舞台も同じ傾向があるようです」
それゆえ残された道はユーチューブや自主ライブなど、必然的に“地道な活動”に絞られる。「泥くさくやっていくさまを見てください」と語っていた宮迫。残された道はリアル“くず”結成か。