八代英輝弁護士の「虚偽コメント問題」は公平であるべきTV局とスタッフの知性の劣化にも一因
ワイドショーなどでコメンテーターが、ネット上などの嘘情報をうのみにして適当に知ったかぶりしてしゃべるなんてことは、過去にも何回もあった。
しかし大抵はその場で司会や他の政治評論家、最低でも上のサブコンで聞いているスタッフからの指示でその場で反論されたり、訂正されたりするのが普通であった。
それだけ、一人ぐらいは何でもわかっている出演者がいたし、生き字引のようなスタッフがいたものだ。
TBS系「ひるおび!」で八代英輝弁護士が「共産党は『暴力的な革命』っていうものを、党の要綱として廃止してません」と発言した問題。「綱領」を「要綱」と間違い、全く書かれていないことをあるかのように述べたのは、ワイドショーでのたわ言と看過するには酷すぎる暴言だった。
共産党は即刻抗議した。
今週の番組内でおわびが放送され八代氏本人が語ったが、「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした」とあたかも発言には政府のお墨付きがあるように述べ、それを「共産党は否定している」ことを申し添えるのを忘れてすみません、というものだった。