菜々緒は「TOKYO MER」が大きな転機に…“普通っぽさ”が演じられる強み
一方で看護師の蔵前夏梅を演じた菜々緒(32)も「今作は大きなターニングポイントとなったのではないか」(在京キー局関係者)と、業界内でもっぱらだ。
「目立つ容姿から、これまでエキセントリックな役が多かった菜々緒さん。2019年の連ドラ『4分間のマリーゴールド』では可憐なヒロインを演じましたが、残念ながら〈普通っぽい役は似合わない〉〈無理がある〉などと、あまり評判はよくなかった。ところが蔵前看護師は、普通の人。この役を演じたことで、今後は“普通”もいけると、菜々緒さんは役の幅を大きく広げたと思います」(前出のエリザベス松本氏)
放送前は〈菜々緒は看護師より医師が似合うのに〉なんて声もあったものの、フタを開けてみれば、医師からの信頼も厚い看護師を見事に演じ切り、視聴者からの評判も上々。蔵前看護師はシングルマザーであるため、子どもと一緒のシーンもあったが、〈菜々緒、普通にお母さんに見える〉と母親役にも違和感を覚えさせなかったようだ。
「エキセントリックも普通の人も、両方を演じられる女優となったことで強みが増えた。これからますます活躍することは間違いないでしょうね」(前出の在京キー局関係者)
女優業は絶好調となりそうだが、求められれば快く“菜々緒ポーズ”を取るあの茶目っ気もいつまでも持ち続けてほしいものだ。