空気階段が「キングオブコント」王者! ネタの根底には“ダメ人間”へのまなざし、泣き笑いに昇華
コント日本一を決める「キングオブコント2021」(TBS系)が2日、放送され、お笑いコンビ、空気階段(右=水川かたまり・31、左=鈴木もぐら・34)が優勝。エントリー総数3015組の中から第14代目王者になった。
ファーストステージでは歴代最高得点となる486点を獲得。ザ・マミィ、男性ブランコ、空気階段の上位3組で争われたファイナルステージでは474点を獲得し、合計得点が同得点(935点)だった他の2組に25点差を付けて圧勝した。
■3度目の正直で
空気階段は、同大会で、9位(19年)、3位(20年)と続き、念願の優勝。会見で2人は「ルミネや無限大ホール、そして沼津や大宮、幕張の劇場で、若い人からファミリー層にまでウケるようにネタをブラッシュアップできたこと」を勝因に挙げ、「劇場に感謝したい」と語った。
審査員長の松本人志(58)は「いつか優勝すると思っていたけど、今日の高レベルの戦いで優勝したのは価値が高い」と語った。1本目は、SMクラブに客として居合わせた消防士と警察官が火事に遭うネタ。2本目は、「メガトンパンチマン」という架空のキャラのコンセプトカフェのネタ。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。